健康保険・年金講座

身近な年金シリーズ

自分の老齢年金の額はいつわかる?

老齢年金については、被保険者期間(月数)とその間に支払った保険料の額(正確には、平均標準報酬月額及び平均標準報酬額)に応じて将来受け取れる老齢年金額がはじきだされる仕組みになっていますので、ある程度の年齢にならないと算出できません。

現時点(平成17年4月1日)においては、55歳の誕生日を経過していれば、社会保険事務所で照会してくれます。その際には、お手持ちの年金手帳と印鑑を持参ください。

また、現在はどの公的年金制度に加入していても、1人一つの基礎年金番号を付番され、制度間を行き来しても、加入状況を把握できるようになっています。
しかし、過去においては、公的年金制度ごとに一つの番号を付番されていましたので、それらの番号を基礎年金番号に統一されていなければ、年金額に反映されなくなってしまいます。過去に転職経験等のある方については、現在お持ちの年金手帳に記載のある基礎年金番号に過去の公的年金の加入期間が統一されているかどうか、社会保険事務所で一度確認されることをお勧めします。
その際には、自分の経歴をメモし、現在所持している年金手帳(複数ある場合もある)や被保険者証などすべて持参することが大切です。

なお、女性の場合、年金手帳に記載されているお名前が旧姓のままだったりしますが、これも年金も請求するまでの間に戸籍と同じ名前(同じ漢字)に訂正してもらっておくとよいでしょう。
現在、全国各地にある社会保険事務所では、「基礎年金番号」をもとに正確な公的年金制度の加入歴をコンピュータで即時に調べられる体制になっています。ですから、55歳未満の方は、将来もらえるおおよその年金額はわかりませんが、年金加入記録を調べることはいつでも可能なわけです。


詳しくは、社会保険事務所又は社会保険庁でお尋ねください。



前に戻る 次へ進む


TOPに戻る