役に立つ保険講座

自動車保険講座

 自動車保険講座●自動車保険のタイプ

1998年7月1日、保険業法の改正に伴い自動車保険料率が自由化されました。それにより、価格設定、サービス、補償内容、販売方法が多様化しています。
 下図は近年登場してきた新しいタイプの自動車保険の従来と違う点を表したものです。


 自由化前
従来型保険
保険料は各社同じ 代理店網を通し
対面販売
補償範囲は
ほぼどの保険も同じ
保険料は一年で掛捨


 自由化後
リスク細分型保険 通販型保険 補償重視型保険 満期払戻型保険
過去の統計からリスクを分析し、保険料をリスクに応じて算定してゆく商品。

 年齢・性別・車種・居住地など、条件によって保険料が変わります。従来と同等の保険内容で30%以上割引になったり、逆に高くなってしまったり・・・。免許証の色や、年間走行距離など、各保険会社によっても割引の条件が違います。
電話・FAX・インターネットなどを利用した通信販売。

 販売コストを一部削減できる分、保険料を安くできます。代理店を通さないので事故対応のサービス面が心配されていましたが、コールセンターの充実や他社との提携でサービスも充実してきています。
今までは補償されなかった、ドライバー自身の過失割合部分も補償される保険。

 自分に落ち度があって事故を起こした場合も保険金が支払われます。SAPに「人身傷害補償保険」を加えた保険です。
 将来相手から受け取れるであろう賠償金を含め、損害額全額を先払いで受け取れるというメリットも。
自動車保険は一年掛捨という常識を覆し、満期時に満期返戻金が支払われる“満期返戻型”が登場。2・3・5年と期間を決めて積立てる場合、その間払い込んだ保険料の積立分が満期時に戻ってきます。金利によって1年契約の場合よりお得な場合もあります。また、積立タイプでなくても期間中の事故が一定の回数内であれば払戻金が支払われるなどのユニークなものもあります。


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